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過去10年の菊花賞(GI)連対馬の4代血統構成について(2013年版)。

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過去10年の菊花賞(GI)連対馬の4代血統構成について(2013年版)


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
1
2
1 ゴールドシップ
(2009.3.6)
[16-h 星旗系]
5番仔
(流産後)
ステイゴールドメジロマックイーンプルラリズム トライバルチーフ
2 スカイディグニティ
(2009.3.10)
[2-c]
8番仔
(4連産目)
ブライアンズタイム ノーザンテースト Alleged Bold Bidder
2
0
1
1
1 オルフェーヴル
(2008.5.14)
[8-c]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールドメジロマックイーン◆ノーザンテースト Lt.Stevens
2 ウインバリアシオン
(2008.4.10)
[19-c]
8番仔
(3連産目)
ハーツクライ Storm Bird Time for a Change Dancing Count
2
0
1
0
1 ビッグウィーク
(2007.3.20)
[2-u]
2番仔
(不受胎後)
バゴサンデーサイレンスノーザンディクテイター Hugh Lupus
2 ローズキングダム
(2007.5.10)
[1-w]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard
2
0
0
9
1 スリーロールス
(2006.4.26)
[7-d アストニシメント系]
3番仔
(3連産目)
ダンスインザダークブライアンズタイム ブレイヴェストローマン ネプテューヌス
2 フォゲッタブル
(2006.4.3)
[8-f パロクサイド系]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダークトニービン ★ノーザンテースト ガーサント
2
0
0
8
1 オウケンブルースリ
(2005.2.24)
[13-C]
6番仔+
(3連産目)
ジャングルポケット Silver Deputy Northern Jove Ribot
2 フローテーション
(2005.4.14)
[9-C]
6番仔
(2連産目)
スペシャルウィークリアルシャダイ Affirmed Minnesota Mac
2
0
0
7
1 アサクサキングス
(2004.3.23)
[4-G]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス What Luck Tentam
2 アルナスライン
(2004.2.18)
[9-C]
8番仔+
(2連産目)
アドマイヤベガ★El Gran Senor Graustark Raise a Native
2
0
0
6
1 ソングオブウインド
(2003.2.20)
[9-F ファンシミン系]
初仔エルコンドルパサー サンデーサイレンストニービン ヒッティングアウェー
2 ドリームパスポート
(2003.3.14)
[1-T]
初仔フジキセキトニービン ディクタスノーザンテースト
2
0
0
5
1 ディープインパクト
(2003.3.25)
[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen's Hussar
2 アドマイヤジャパン
(2002.4.16)
[16-C]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Caerleon Lord Gayle Luciano
2
0
0
4
1 デルタブルース
(2001.5.3)
[3-D]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク Dixieland Band Alleged Sir Ivor
2 ホオキパウェーブ
(2001.3.16)
[5-G]
8番仔+
(7連産目+)
カーネギー Mr. Prospector Sir Gaylord Traffic Judge
2
0
0
3
1 ザッツザプレンティ
(2000.5.26)
[1-E]
8番仔
(流産後)
ダンスインザダーク Miswaki Lyphard Prominer
2 リンカーン
(2000.3.18)
[1-L]
初仔サンデーサイレンストニービン Sadler's Wells★イングリッシュプリンス

菊花賞の歴史に厳然と横たわる事実として、「勝ち馬の4代血統構成には、必ず1系は、Phalaris系ではない異系が組み込まれている」、というものがあります。

つまりは、字面上Phalaris(1913)系の4代累代馬は2着まで。かの「世紀末覇王」テイエムオペラオー(1996.3.13)でも、秋に昇るHampton(1872)系を直父系に持つナリタトップロード(1996.4.4)の2着でした。1999年の第60回菊花賞、現地で見ていた、なんていうのも遠い昔のお話です(^^ゞ

1999年の菊花賞連対馬


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1
9
9
9
1 ナリタトップロード
(1996.4.4)
[18]
6番仔
(6連産目)
サッカーボーイ Affirmed Never Bend Double Jay
2 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウスBlushing Groom Key to the Kingdom Drone

詳しくは後日の記事に譲りますが、今年2013年、断然の1番人気と目されるエピファネイア(2010.2.11)は、テイエムオペラオーと同じく、字面上Phalaris系の4代累代馬です。エピファネイア、テイエムオペラオーと同じく、Sadler's Wells(1981.4.11)の血を持ち、母が不受胎後の仔という背景はあります。また、テイエムオペラオーの時のように、春の上位馬が居る訳でもない、今年の菊花賞。果たして、史上初となる字面上Phalaris系の4代累代馬による菊花賞制覇は成されるのか否か。天の配剤や、如何に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


第74回菊花賞(GI)の出走予定馬について。

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第74回菊花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ケイアイチョウサン
(2010.2.11)
[4-i]
初仔ステイゴールドシンボリクリスエスミルジョージ ネヴァービート
2 ネコタイショウ
(2010.4.6)
[2-f]
5番仔
(2年連続
不受胎後)
サムライハートダンシングブレーヴ ★テリオス テスコボーイ
3 エピファネイア
(2010.2.11)
[16-a]
3番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエススペシャルウィークSadler's Wells★Habitat
4 フルーキー
(2010.3.31)
[1-s]
2番仔+ Redoute's Choice サンデーサイレンス★ソヴィエトスター ★Exclusive Native
5 テイエムイナズマ
(2010.3.31)
[16-g]
3番仔+
(3連産目+)
ブラックタイド Danzig ★Majestic Light Round Table
6 ヤマイチパートナー
(2010.4.24)
[3-l フロリースカップ系]
10番仔
(不受胎後)
サムライハートリアルシャダイシーホークタマナー
7 アクションスター
(2010.4.21)
[9-f]
初仔アグネスタキオンLoup Solitaireフォーティナイナー Lyphard
8 タマモベストプレイ
(2010.2.28)
[1-t]
11番仔
(2連産目)
フジキセキノーザンテースト ディクタス Princely Gift
9 インパラトール
(2010.1.20)
[23]
7番仔
(3連産目)
ディープインパクト Storm Cat ★Le Nain Jaune Prominer
10 バンデ
(2010.4.11)
[1-n]
9番仔+
(2連産目?)
Authorized Priolo Sallust ノノアルコ
11 ヒラボクディープ
(2010.4.26)
[8-c]
2番仔+
(不受胎後)
ディープインパクト Storm Cat Caro ★Tom Cat
12 ナリタパイレーツ
(2010.4.6)
[5-i]
初仔ジャングルポケット フジキセキ Woodman ◆Nureyev
13 ダービーフィズ
(2010.2.24)
[16-c]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンスLaw SocietyLuciano
14 サトノノブレス
(2010.3.18)
[9-f]
8番仔
(空胎後)
ディープインパクトトニービン Always Run Lucky ★Irish River
15 ユールシンギング
(2010.4.25)
[8-g]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエススペシャルウィークトニービン リアルシャダイ
16 アドマイヤスピカ
(2010.2.23)
[1-o]
3番仔
(2連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンス Garde Royale Magwal
17 ラストインパクト
(2010.1.21)
[13-a]
6番仔
(4連産目)
ディープインパクトティンバーカントリー ◆Northern Dancer Damascus
18 マジェスティハーツ
(2010.5.20)
[13-c]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライ★ボストンハーバー Storm Cat Fappiano
  1. エピファネイア
  2. ダービーフィズ
  3. バンデ
  4. ヤマイチパートナー
  5. ユールシンギング
  6. マジェスティハーツ
  7. テイエムイナズマ

エピファネイア。ひとつ前の記事で煽りながらも、結局、エピファネイアを本命としました(^^ゞ。春の2冠連続2着。それぞれの勝ち馬は出走しておらず、前走の神戸新聞杯(GII)も快勝でした。気を付けるのは初対決となる別路線からの挑戦者たち、というところでしょうか。菊花賞というレースの血の掟の厳しさを知りつつ、母シーザリオ(2002.3.31)との母仔2代のクラシック制覇、ここで成されることを期待します。

ダービーフィズ。伯父に淀の菊花賞と天皇賞・春(GI)を制したマンハッタンカフェ(1998.3.5)という母系、そして父がオウケンブルースリ(2005.2.24)を輩出したジャングルポケット(1998.5.7)。端的な組み合わせとしては、出走馬中最も菊花賞向きの血統と見受けます。あ、気が付けば、ダービーフィズはオウケンブルースリと同じ誕生日ですね。

バンデ。キズナ(2010.3.5)は居なくとも、違う絆がここにあります。松田大作騎手、もうそろそろ、ね。彼には今年ひとつは重賞を勝って欲しいとも思っています。それが、この菊花賞で成されるならば……。バンデは、牝系を見ると半兄に香港ヴァーズ(GI)連覇、マンノウォーS(米GI)とGI3勝のDoctor Dino(2002.3.16)という良血馬。林正道オーナーの持って来られるマル外は血統的妙味のある馬が多いですね。バンデは今回出走の18頭中唯1頭のSSフリー馬でもあります。

ヤマイチパートナー。淀芝3000mの舞台に燦然と輝く母父リアルシャダイ(1979.5.27)。そして祖母父シーホーク(1963.3.16)、曾祖母父タマナー(1955.4.13)というスタミナ異系の組み込み。力が足りるか否かというところですが、函館芝2600mを制した距離実績と、母の不受胎後の仔、そして小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系シラオキ(1949.4.7)分枝というバックボーンにも期待します。

ユールシンギング。エピファネイアと同じく「シンボリクリスエス×スペシャルウィーク牝馬」の組み合わせ、曾祖母父リアルシャダイ、母系は社台ファームの誇るシャダイアイバー(1979.2.23)の系統、そして前走セントライト記念(GII)勝ち。父と母父が同じ組み合わせのワンツーフィニッシュがあっても、なんらおかしくないですね。

マジェスティハーツ。鞍上に淀の魔術師を据えて挑む菊花賞。前走神戸新聞杯2着で距離をこなしたものの、どうしても、祖母テンザンストーム(1994.4.15)の印象を拭えず。祖母は阪神芝1400mで行われた菩提樹S(OP)でタイキシャトル(1994.3.23)に土を付けた快速牝馬でした。ましてや、マジェスティハーツはPhalaris(1913)系の4代累代馬。果たして、血を超えてみせるのか。

最後にテイエムイナズマ。思えば、淀芝外回り1600mのデイリー杯2歳S(GII)の勝ち馬。難しさを見せながらも、春は2冠共に6着。淀に戻って轟くか稲妻、穴の一発はこの馬に期待します。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第74回菊花賞(GI)の勝ち馬。

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エピファネイア 牡 鹿毛 2010.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

エピファネイア(2010.2.11)の4代血統表
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:0.50
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.19
★Princequillo 1940
Bridgework 1955
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian
黒鹿毛 1982.4.14
Seattle Slew 1974.2.15
Queen Louie 1968.4.9
Tri Argo
黒鹿毛 1982.5.18
Tri Jet 1969.4.3
Hail Proudly 1969.3.5
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:1.75
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
★サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レディーシラオキ 1978.4.3
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.00
Principia
鹿毛 1970.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>

エピファネイア(2010.2.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンボリクリスエス
(Roberto系)
スペシャルウィーク
(Halo系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Habitat
(Sir Gaylord系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(レディーシラオキ)
5.00 母がGI2勝馬
(No.16-a)
3番仔
(不受胎後)

*

以下にエピファネイアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Querida 1975.3.14 愛1勝
|Be Discreet 1981.6.6 仏5勝
||Gothenberg 1993.4.28 愛伊独仏英UAE7勝 愛インターナショナルS(GII) エミリオトゥラティ賞(伊GII)含む重賞4勝
||Omaha City 1994.5.11 英独9勝 モエシャンドンレネン(独GII)2着 ビーズウイングS(英GIII)3着
||Lindesberg 1995.5.20 英0勝
|||スイートハビタット 2000.3.30 中央2勝
||||スイートサルサ 2010.3.15 中央現役 クイーンC(GIII)2着 府中牝馬S(GII)3着
|||Amadeus Mozart 2003.3.22 愛英シンガポール11勝 フィーニクスS(愛GI)2着
|Theatre Critic 1987.3.18 仏米4勝 ドーヴィル大賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着
|Wheeler's Wonder 1989.4.18 英5勝
||Anna Pavlova 2003.3.9 英愛仏10勝 ランカシャーオークス(英GII) ロワイヤリュー賞(仏GII)ほか
|キロフプリミエール 1990.4.15 米愛仏5勝 ラドガーズH(米GIII) アシーニアH(米GIII)2着
||シーザリオ 2002.3.31 日米5勝 優駿牝馬(GI) アメリカンオークス招待S(米GI) フラワーC(GIII)ほか
|||エピファネイア 2010.2.11 (本馬) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII) ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)ほか
||Savannah's Choice 2007.9.10 豪3勝 ドゥームベンロージズS(GIII)2着
|マザーメリー 1993.3.19 中央4勝 函館SS(GIII)2着

*

第74回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 エピファネイア牡3 57 福永祐一 3:05.2    35.9 486
[+6]
角居勝彦 1
2 14 サトノノブレス牡3 57 岩田康誠 3:06.0 5 36.2 494
[+6]
池江泰寿 5
3 10 バンデ牡3 57 松田大作 3:06.0 クビ 36.9 490
[+2]
矢作芳人 3
4 17 ラストインパクト牡3 57 川田将雅 3:06.3 2 36.9 486
[+4]
松田博資 8
5 1 ケイアイチョウサン牡3 57 横山典弘 3:06.3 ハナ 35.8 442
[+2]
小笠倫弘 7

思えば、母と同じ黒い帽子でのGI戴冠となりました。かくして、母仔2代のクラシック制覇、成る。その鞍上には母と同じ福永祐一騎手。競馬が点から線となった時、競馬者は優しくなれるものなのでしょう。「格別ですね」。福永騎手の思いが、見ているこちらにも、しみじみと沁みました。

晴れてGI馬となって向かう先は、古馬たちとの戦い。エピファネイア、強い菊花賞馬として、世代の代表として、これからも頑張ってほしいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。関テレの競馬中継を見ていたら、岡部幸雄さんがゲスト解説で、ビワハヤヒデ(1990.3.10)が取り上げられていました。エピファネイアはビワハヤヒデ同様、皐月賞(GI)2着、東京優駿(GI)2着、そして神戸新聞杯1着で臨んだ菊花賞。ふふ、1番人気で5馬身差圧勝まで同じという結果でしたね(^^ゞ

過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬の4代血統構成について(2013年版)。

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過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬の4代血統構成について(2013年版)


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
1
2
1 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-a]
3番仔
(3連産目)
キングズベスト プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
2 フェノーメノ
(2009.4.20)
[11-d]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールドデインヒル Averof Major Portion
2
0
1
1
1 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
2 ダークシャドウ
(2007.2.17)
[A4]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダークPrivate Account Danzig Sir Ivor
2
0
1
0
1 ブエナビスタ
(2006.3.14)
[16-c]
6番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano
2 ペルーサ
(2007.3.20)
[6-a]
4番仔
(3連産目)
ゼンノロブロイCandy StripesPropicioSamos
2
0
0
9
1 カンパニー
(2001.4.24)
[9-a]
6番仔
(6連産目)
ミラクルアドマイヤ ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
2 スクリーンヒーロー
(2004.4.18)
[1-s]
5番仔
(3連産目)
★グラスワンダー サンデーサイレンスノーザンテースト モデルフール
2
0
0
8
1 ウオッカ
(2004.4.4)
[3-l フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
2 ダイワスカーレット
(2004.5.13)
[4-d]
10番仔
(4連産目)
アグネスタキオン★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
2
0
0
7
1 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-l フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウスダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2 アグネスアーク
(2003.4.25)
[4-r]
7番仔
(7連産目)
アグネスタキオンベリファ ★Mr.Prospector Bold Reason
2
0
0
6
1 ダイワメジャー
(2001.4.8)
[4-D]
7番仔
(空胎後)
サンデーサイレンス★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
2 スウィフトカレント
(2001.4.9)
[8-D]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Machiavellian BustinoLorenzaccio
2
0
0
5
1 ヘヴンリーロマンス
(2000.3.5)
[13-C]
8番仔
(不受胎後)
サンデーサイレンスSadler's WellsRibotDedicate
2 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンスマイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
4
1 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンスマイニング Clever Trick Pia Star
2 ダンスインザムード
(2001.4.10)
[7]
12番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint Raise a Native
2
0
0
3
1 シンボリクリスエス
(1999.1.21)
[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
2 ツルマルボーイ
(1998.3.5)
[6-A]
初仔ダンスインザダークサッカーボーイアローエクスプレス ダイハード

勝ち馬について大雑把に言えば、SS直仔全盛が終わった後は、それ以外の血統というところでしょうか。メイショウサムソンが勝った2007年以降の近6年を見れば、勝ち馬は非SS、あるいはSSの0化がなされていますね。

今年2013年の出走予定馬のうち、非SS(Halo含む)あるいはSSの0化がなされている馬たちを獲得賞金順に列記します。

  1. トーセンジョーダン
  2. エイシンフラッシュ
  3. ヒットザターゲット
  4. ヴェルデグリーン
  5. アンコイルド

むぅ、前哨戦のGIIを勝った馬が3頭含まれていますね。エイシンフラッシュ(2007.3.27)、ヒットザターゲット(2008.3.6)、ヴェルデグリーン(2008.3.26)。そして、一昨年の勝ち馬にして日本レコードホルダー、トーセンジョーダン(2006.2.4)。最後に夏に力を付け直してきた、アンコイルド(2009.5.1)。

果たして、第148回天皇賞・秋の結果や、如何に。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第148回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について。

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第148回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 コディーノ
(2010.2.15)
[4-d]
3番仔
(3連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンスポッセ High Top
2 ナカヤマナイト
(2008.3.24)
[6-A]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールドカコイーシーズ マルゼンスキー スティンティノ
3 ダイワファルコン
(2007.3.25)
[4-d]
3番仔
(2連産目)
★ジャングルポケット サンデーサイレンス★ノーザンテースト Crimson Satan
4 トゥザグローリー
(2007.2.16)
[9-f]
4番仔
(2連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス◆Nureyev ★Sharpen Up
5 レインスティック
(2007.5.7)
[1-s]
初仔サクラバクシンオー サンデーサイレンス Bob Back Topsider
6 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-a]
3番仔
(3連産目)
King's Best プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
7 ジャスタウェイ
(2009.3.8)
[2-n]
5番仔
(5連産目)
ハーツクライ Wild Again Mo ExceptionSir Wiggle
8 ヒットザターゲット
(2008.3.6)
[8-h]
5番仔
(不受胎後)
キングカメハメハ タマモクロス ニホンピロウイナー ★ノーザンテースト
9 ジェンティルドンナ
(2009.2.20)
[16-f]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Bertolini リファーズスペシャル ジュニアス
10 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
11 トウケイヘイロー
(2009.4.22)
[9-f]
10番仔
(4連産目)
ゴールドヘイロー★ミルジョージ ノーザンテースト Determine
12 フラガラッハ
(2007.4.3)
[11-d]
3番仔
(2連産目)
デュランダルトニービン Nureyev High Line
13 アンコイルド
(2009.5.1)
[4-n]
4番仔+ Giant's Causeway Alzao Riverman ◆Hail to Reason
14 オーシャンブルー
(2008.3.26)
[1-e]
5番仔+
(5連産目+)
ステイゴールド Dashing Blade ダンシングブレーヴ Surumu
15 レッドスパーダ
(2006.5.21)
[19-c]
5番仔+
(2連産目)
タイキシャトル Storm Cat Bates Motel Wise Exchange
16 ダノンバラード
(2008.2.19)
[12-c]
4番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Unbridled HaloHerbager
17 ヴェルデグリーン
(2008.3.26)
[1-b フラストレート系]
2番仔
(2連産目)
ジャングルポケット スペシャルウィークサクラユタカオー ノーザンディクテイター
  1. エイシンフラッシュ
  2. ジェンティルドンナ
  3. ヒットザターゲット
  4. ヴェルデグリーン
  5. ゴールドヘイロー
  6. アンコイルド

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第148回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

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ジャスタウェイ 牡 鹿毛 2009.3.8生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・大和屋暁氏 栗東・須貝尚介厩舎

ジャスタウェイ(2009.3.8)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビューパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969
My Bupers 1967.6.1
シビル
鹿毛 1999.5.16
仔受胎時活性値:0.25
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
種付け時活性値:0.50
Icecapade
芦毛 1969.4.4
Nearctic 1954.2.11
Shenanigans 1963.3.17
Bushel-n-Peck
黒鹿毛 1958.3.21
Khaled 1943
Dama 1950
シャロン
栗毛 1987.5.10
仔受胎時活性値:0.75
Mo Exception
栗毛 1981.4.8
種付け時活性値:1.25
Hard Work 1967.3.14
With Exception 1972.6.9
Double Wiggle
鹿毛 1978.2.4
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Sir Wiggle
黒鹿毛 1967.3.13
種付け時活性値:0.50
Blue Double
鹿毛 1973.4.17
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

ジャスタウェイ(2009.3.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(Halo系)
Wild Again
(Nearctic系)
Mo Exception
(Owen Tudor系)
Sir Wiggle
(Son-in-Law系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハーツクライ
(アイリッシュダンス)
4.00 or 2.00 祖母がCCAオークス馬
(No.2-n)
5番仔
(5連産目)

*

以下にジャスタウェイのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Double Wiggle 1978.2.4 米2勝
|シャロン 1987.5.10 米7勝 CCAオークス(GI) ブラックアイドスーザンS(GII)含む重賞5勝
||シビル 1999.5.16 中央0勝
|||スカイノダン 2006.2.17 中央4勝 北九州記念(GIII)2着
|||ジャスタウェイ 2009.3.8 (本馬) 天皇賞・秋(GI) アーリントンC(GIII)ほか
|トーヨーレインボー 1994.5.30 中央7勝 中京記念(GIII) シリウスS(GIII)ほか
|エターナルビート 1996.5.10 中央3勝 クリスタルC(旧GIII)2着
||マルカジーク 2002.3.25 中央4勝+地方1勝 シンザン記念(GIII)3着 共同通信杯(GIII)3着
||フォーエバーモア 2011.2.6 現役

備忘録的にフォーエバーモアを入れています。同一牝系の連動する活躍、年末の阪神JF(GI)で見られるでしょうか。

*

第148回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ジャスタウェイ牡4 58 福永祐一 1:57.5    34.6 496
[-2]
須貝尚介 5
2 9 ジェンティルドンナ牝4 56 岩田康誠 1:58.2 4 35.8 470
[0]
石坂正 1
3 6 エイシンフラッシュ牡6 58 M.デムーロ 1:58.5 2 35.5 488
[+4]
藤原英昭 3
4 13 アンコイルド牡4 58 吉田隼人 1:58.6 クビ 36.0 478
[-6]
矢作芳人 8
5 1 コディーノ牡3 56 U.リスポリ 1:58.8 1 1/4 36.1 482
[-8]
藤沢和雄 4

福永祐一騎手の2週連続GI制覇、成る。勝ち馬は、4コーナーから直線に向いての脚勢が、1頭だけまるで違いました。その道を行く姿、まさに、ジャスタウェイ。

須貝尚介厩舎、エースのゴールドシップ(2009.3.6)は出走せずとも、同い年のステーブルメイトが大仕事を遂げました。この4馬身差を見ると、「たとえ出走していたとしても……」、とさえ思ってしまいます。

父ハーツクライの産駒としても初めてのGI制覇となった、ジャスタウェイ。その道がどこまで続いて行くのか、これからの走りも楽しみにしています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第38回エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬。

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メイショウマンボ 牝 鹿毛 2010.2.25生 浦河・高昭牧場生産 馬主・松本好雄氏 栗東・飯田明弘厩舎

メイショウマンボ(2010.2.25)の4代血統表

スズカマンボ
鹿毛 2001.4.28
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スプリングマンボ
鹿毛 1995.4.16
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
キーフライヤー
鹿毛 1986.3.30
Nijinsky 1967.2.21
Key Partner 1976.3.26
メイショウモモカ
栗毛 2002.4.5
仔受胎時活性値:1.75
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:1.50
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
メイショウアヤメ
鹿毛 1995.3.2
仔受胎時活性値:1.50
ジェイドロバリー
黒鹿毛 1987.3.14
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector 1970.1.28
Number 1979.5.5
ウイルムーン
鹿毛 1987.4.6
仔受胎時活性値:1.75
ミルジョージ
鹿毛 1975.4.12
種付け時活性値:0.75
ダイアンベンチャ
鹿毛 1978.3.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector4×4、Nijinsky4×5、Hail to Reason4×5、Northern Dancer5×5>

メイショウマンボ(2010.2.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スズカマンボ
(Halo系)
グラスワンダー
(Roberto系)
ジェイドロバリー
(Mr.Prospector系)
ミルジョージ
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジェイドロバリー
(Aristophanes)
7.00 or 5.00 祖母がOP特別2勝馬
(No.9-c ダイアンケー系)
4番仔
(4連産目)

*

では、以下にメイショウマンボのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ウイルムーン 1987.4.6 中央1勝
|メイショウアヤメ 1995.3.2 中央3勝 葵S(OP) フェニックス賞(OP) 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)2着
||メイショウモモカ 2002.4.5 中央0勝
|||メイショウマンボ 2010.2.25 (本馬) 優駿牝馬(GI) エリザベス女王杯(GI) 秋華賞(GI) フィリーズレビュー

1952年に米国から輸入されたダイアンケー(1950.4.12)を祖とする牝系。ダイアンケーの仔である菊花賞(現GI)馬ダイコーター(1962.6.8)から連なる淀上手の血なのか、メイショウマンボ、淀は[4-1-0-0]と100%連対を継続中です。

*

第38回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 メイショウマンボ牝3 54 武幸四郎 2:16.6    34.1 488
[0]
飯田明弘 2
2 18 ラキシス牝3 54 川田将雅 2:16.8 1 1/4 34.6 456
[-4]
角居勝彦 6
3 7 アロマティコ牝4 56 三浦皇成 2:16.8 クビ 34.1 466
[-2]
佐々木晶三 5
4 17 トーセンアルニカ牝3 54 池添謙一 2:17.1 1 3/4 34.7 438
[0]
木村哲也 13
5 14 デニムアンドルビー牝3 54 内田博幸 2:17.1 アタマ 34.1 440
[-2]
角居勝彦 3

統一女王、成る。終わってみれば、ただただ強かった、2013年の2冠牝馬メイショウマンボ。雨ニモマケズ、重馬場ニモマケズ、そして古馬ニモマケズ。中団7番手からメンバー最速タイの上がり3ハロン34秒1を繰り出して、堂々と戴冠。お見事でした。

お見事といえば、古馬混合GIなのに、上位5頭中4頭までもが3歳馬。戦前、世代のレベル云々を問われたようですが、なんのなんの。粒ぞろい。

世代の牽引役として、メイショウマンボ、これからも強い姿を見せ続けて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第30回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

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トーセンラー 牡 黒鹿毛 2008.4.21生 千歳・社台ファーム生産 馬主・島川隆哉氏 栗東・藤原英昭厩舎

トーセンラー(2008.4.21)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
プリンセスオリビア
栗毛 1995.2.20
仔受胎時活性値:1.00
Lycius
栗毛 1988.2.29
種付け時活性値:1.50
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Lypatia
鹿毛 1975.4.12
Lyphard 1969
Hypatia 1968
Dance Image
鹿毛 1990.3.16
仔受胎時活性値:1.00
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Diamond Spring
栗毛 1977.1.27
仔受胎時活性値:1.00
Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.75
Dumfries
栗毛 1973.2.18
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・4、Lyphard4×4、Goofed(♀)5×5・5>

トーセンラー(2008.4.21)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Lycius
(Mr.Prospector系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lycius
(プリンセスオリビア)
3.75 半兄Flower Alley
(No.17-b)
6番仔+
(3連産目+)

*

では、以下にトーセンラーの本当に簡単な近親牝系図を示しておきます。

プリンセスオリビア 1995.2.20 米3勝
|Flower Alley 2002.5.7 米5勝トラヴァーズS(GI) レーンズエンドS(GII) ジムダンディS(GII)含む重賞4勝
|ブルーミングアレー 2007.3.24 中央4勝 フローラS(GII)3着
|トーセンラー 2008.4.21 (本馬) マイルチャンピオンシップ(GI) 京都記念(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
|スピルバーグ 2009.5.12 現役 プリンシパルS(OP) 共同通信杯(GIII)3着 毎日杯(GIII)3着

トーセンラーの半兄Flower Alleyは、ビッグレッドファームが種牡馬として導入した米2冠馬アイルハヴアナザー(2009.4.1)の父でもあります。

また、遡れば、トーセンラーの5代母はGoofed(1960.3.29)。Goofedの仔Lyphardはジャックルマロワ賞(仏GI)等の勝ち馬にして世界的名種牡馬、世界的長寿馬となりました。

*

第30回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 トーセンラー牡5 57 武豊 1:32.4    33.3 460
[+4]
藤原英昭 2
2 4 ダイワマッジョーレ牡4 57 蛯名正義 1:32.6 1 34.1 440
[0]
矢作芳人 3
3 13 ダノンシャーク牡5 57 福永祐一 1:32.7 3/4 34.1 444
[+8]
大久保龍志 1
4 1 コパノリチャード牡3 56 浜中俊 1:33.0 1 3/4 34.7 488
[-2]
宮徹 6
5 10 ドナウブルー牝5 55 W.ビュイック 1:33.0 アタマ 33.8 440
[+8]
石坂正 10

武豊騎手がなかなか勝てなかったGIレース、マイルチャンピオンシップ。けれど、1度勝てば、憑き物が落ちたように連覇。かつてのスペシャルウィーク(1995.5.2)、アドマイヤベガ(1996.3.12)での東京優駿(GI)連覇を思いました。そうして、ユタカさん自身、GI通算100勝を達成。おめでとうございました。

まま、血統からの結果論ですが、母父がミドルパークS(英GI)の勝ち馬Lycius、牝系が元来マイル得意ならば、トーセンラーが得手の京都では負けられなかった、というところかも知れません。トーセンラー、これで淀では[4-1-3-1]。2013年の淀GIでは、2マイルを3分14秒4で2着に踏ん張り、1マイルを1分32秒4で勝ち切る。巧者の面目躍如でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


第33回ジャパンカップ(GI)の出走予定馬について。

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第33回ジャパンカップ(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ヴィルシーナ
(2009.3.5)
[12-c]
2番仔
(2連産目)
ディープインパクト Machiavellian Nureyev Blushing Groom
2 ナカヤマナイト
(2008.3.24)
[6-A]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールドカコイーシーズ マルゼンスキー スティンティノ
3 アンコイルド
(2009.5.1)
[4-n]
4番仔+ Giant's Causeway Alzao Riverman ◆Hail to Reason
4 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-a]
3番仔
(3連産目)
King's Best プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
5 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
6 アドマイヤラクティ
(2008.2.20)
[8-f]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライエリシオ★Caveat ★Nijinsky
7 ジェンティルドンナ
(2009.2.20)
[16-f]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Bertolini リファーズスペシャル ジュニアス
8 ファイヤー
(2008.5.26)
[11-d]
6番仔
(2連産目)
アグネスタキオン Woodman Storm Cat Graustark
9 デニムアンドルビー
(2010.4.16)
[9-f]
初仔ディープインパクトキングカメハメハ ◆Nureyev ★Sharpen Up
10 ドゥーナデン
(2006.2.26)
[4-d]
5番仔+
(5連産目+)
Nicobar Kaldounevees Romildo Comrade in Arms
11 ルルーシュ
(2008.3.19)
[13-b]
4番仔+
(4連産目+)
ゼンノロブロイ Highest Honor ダンシングブレーヴ Kris
12 ホッコーブレーヴ
(2008.4.7)
[16-h 星旗系]
3番仔
(3連産目)
マーベラスサンデーダンシングブレーヴ サクラショウリファバージ
13 ゴールドシップ
(2009.3.6)
[16-h 星旗系]
5番仔
(流産後)
ステイゴールドメジロマックイーンプルラリズム トライバルチーフ
14 シメノン
(2007.2.25)
[14-c]
4番仔+
(4連産目+)
Marju Alzao Law Society Habitat
15 スマートギア
(2005.2.12)
[19 レデイチャツター系]
11番仔
(2連産目)
マーベラスサンデー★パドスール ★ノーザンテースト ガーサント
16 ヒットザターゲット
(2008.3.6)
[8-h]
5番仔
(不受胎後)
キングカメハメハ タマモクロス ニホンピロウイナー ★ノーザンテースト
17 ジョシュアツリー
(2007.3.8)
[4-m]
2番仔+
(2連産目+)
Montjeu Grand Lodge ★Shirley Heights Seattle Slew

5代母に風玲(1959.4.8)を持つ馬どうしが隣枠での発走となりました。第33回ジャパンカップ。

  1. ゴールドシップ
  2. ジェンティルドンナ
  3. エイシンフラッシュ
  4. ヒットザターゲット
  5. ホッコーブレーヴ

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第33回ジャパンカップ(GI)の勝ち馬。

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ジェンティルドンナ 牝 鹿毛 2009.2.20生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・石坂正厩舎

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ドナブリーニ
栗毛 2003.3.27
仔受胎時活性値:1.25
Bertolini
鹿毛 1996.2.9
種付け時活性値:1.50
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Aquilegia
栗毛 1989.4.25
Alydar 1975.3.23
Courtly Dee 1968.3.8
Cal Norma's Lady
栗毛 1988.5.7
仔受胎時活性値:1.50
リファーズスペシャル
鹿毛 1980.2.17
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969
My Bupers 1967.6.1
June Darling
鹿毛 1983.4.18
仔受胎時活性値:1.00
ジュニアス
黒鹿毛 1976.3.15
種付け時活性値:1.50
Beau Darling
栗毛 1966
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

&lt;5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5、Lyphard4×4&gt;

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Bertolini
(Danzig系)
リファーズスペシャル
(Lyphard系)
ジュニアス
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リファーズスペシャル
(ドナブリーニ)
5.75 or 3.75 母が英GI勝ち馬&全姉ドナウブルー
(No.16-f)
2番仔
(2連産目)

*

以下にごくごく簡単なジェンティルドンナの近親牝系図を示しておきます。

June Darling 1983.4.18 不出走
|Cal Norma's Lady 1988.5.7 英3勝
||Magical 1995.5.11 米英5勝 ウィルロジャースH(米GIII)
||ドナブリーニ 2003.3.27 英4勝 チェヴァリーパークS(GI) チェリーヒントンS(GIII) ヨークサマーS(GIII)2着
|||ドナウブルー 2008.2.9 現役 関屋記念(GIII) 京都牝馬S(GIII) ヴィクトリアマイル(GI)2着 府中牝馬S(GII)2着 マイルCS(GI)3着 府中牝馬S3着
|||ジェンティルドンナ 2009.2.20 (本馬) ジャパンカップ(GI)2回 オークス(GI) 桜花賞(GI) 秋華賞(GI) ローズS(GII) シンザン記念(GIII)

*

第33回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ジェンティルドンナ牝4 55 R.ムーア 2:26.1    33.9 470
[0]
石坂正 1
2 9 デニムアンドルビー牝3 53 浜中俊 2:26.1 ハナ 33.2 434
[-6]
角居勝彦 7
3 5 トーセンジョーダン牡7 57 W.ビュイック 2:26.1 クビ 34.1 480
[+4]
池江泰寿 11
4 6 アドマイヤラクティ牡5 57 C.ウィリアムズ 2:26.2 3/4 33.5 484
[+2]
梅田智之 4
5 10 ドゥーナデン牡7 57 J.スペンサー 2:26.3 クビ 33.6 464
[不明]
M.デルザングル 13

思えば人馬の激しいぶつかり合いから早1年。ジェンティルドンナ自身の勝利も1年ぶり。果たされたのは、ジャパンカップ史上初の連覇。そして、ディープインパクト牝駒のワンツーフィニッシュ。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第14回ジャパンカップダート(GI)の勝ち馬。

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ベルシャザール 牡 青鹿毛 2008.4.25生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・松田国英厩舎

ベルシャザール(2008.4.25)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.50
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
マルカキャンディ
青鹿毛 1996.5.13
仔受胎時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ジーナロマンティカ
鹿毛 1988.3.31
仔受胎時活性値:1.75
セクレト
鹿毛 1981.2.12
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Betty's Secret 1977.5.4
Waya
鹿毛 1974.3.30
仔受胎時活性値:1.25
Faraway Son
鹿毛 1967.3.30
種付け時活性値:1.50
War Path
鹿毛 1963.3.4
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5・5×4>

ベルシャザール(2008.4.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
セクレト
(Northern Dancer系)
Faraway Son
(Tourbillon系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キングカメハメハ 4.25 母がGIII勝ち馬
(No.1-e)
5番仔
(5連産目)

*

では、以下にベルシャザールのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、図中の格付は施行当時のものです。

Waya 1974.3.30 米仏14勝 マンノウォーS(米GI) ベルデイムS(米GI) サンタバーバラH(米GI) トップフライトH(米GI)含む重賞7勝
|Vidalia 1981.3.13 伊米2勝 クリテリウムフェミニーレ(伊GIII)
||Prospect Dalia 1990.5.26 米1勝
|||Lermontov 1997.2.4 英米4勝 ベレスフォードS(英GIII) レーシングポストトロフィー(英GI)2着
|Wayage 1984.5.6 仏0勝
||Secrage 1990.3.4 仏伊英4勝 カブール賞(仏GIII) モルニー賞(仏GI)2着ほか
||Crystal Castle 1998.3.6 英仏米UAE加5勝 ダイアデムS(英GII) モートリー賞(仏GIII) カブール賞ほか
|ジーナロマンティカ 1988.3.31 米3勝 ロングアイランドH(米GII)3着
||マルカキャンディ 1996.5.13 中央7勝 府中牝馬S(GIII)
|||ライムキャンディ 2005.5.4 中央2勝 クイーンC(GIII)2着
|||ベルシャザール 2008.4.25 (本馬) ジャパンカップダート(GI) 武蔵野S(GIII) スプリングS(GII)2着 東京優駿(GI)3着ほか
|Seattle Way 1990.4.17 米0勝
||Pretty Prolific 2006.3.13 米3勝 シュガースワールS(米GIII) テストS(GI)2着ほか
|De Niro 1992.5.14 米2勝 トレモントBCS(GIII)

活力充分な1号族。ベルシャザールの母マルカキャンディは、かつて"「府中牝馬S(GIII)」と聞くと、マルカキャンディ(1996.5.13)を思う。"と書いておりました。マルカキャンディ、ティコティコタック(1997.3.11)、スリーローマン(1997.5.20)の関西馬3頭で決まった2001年のレース。ふと思えば、2着の秋華賞(GI)馬を挟んで、1着馬、3着馬がGI馬の勝ち馬の母になりました。スリーローマンの仔は、伝説の新馬戦の4着馬にして菊花賞(GI)馬スリーロールス(2006.4.26)ですね。

また、マルカキャンディは京都芝1800mの下鴨S(準OP)で1分44秒7のレコードタイムを叩き出しましたが、2013年現在も、京都芝1800mのレコードタイムとして燦然と輝いています(参考:中央競馬レコードタイム 京都競馬場 -芝コース-)。ちなみに、マルカキャンディが下鴨Sを制したのは2001年5月13日。自身満5歳の誕生日を勝利で祝ったのでした。

*

第14回ジャパンカップダート(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 ベルシャザール牡5 57 C.ルメール 1:50.4    36.1 538
[+2]
松田国英 3
2 8 ワンダーアキュート牡7 57 武豊 1:50.4 クビ 35.9 522
[+3]
佐藤正雄 6
3 6 ホッコータルマエ牡4 57 幸英明 1:50.5 1/2 36.6 506
[-2]
西浦勝一 1
4 7 ブライトライン牡4 57 福永祐一 1:51.0 3 36.8 528
[+6]
鮫島一歩 7
5 14 ニホンピロアワーズ牡6 57 酒井学 1:51.2 1 1/4 37.2 540
[+8]
大橋勇樹 5

2年前の東京優駿3着馬が、バビロニアの王ならぬ、砂の王となりました。ベルシャザール、左前脚の骨折を乗り越えてのGI制覇は、ただただ立派。

マツクニ先生にとっても、古馬年齢に達した牡馬によるGI初制覇でした。ましてや、かつて自身の手掛けたキングカメハメハの仔だったのですから、喜びもひとしおだったでしょう。

ベルシャザール、新マツクニ流で育てられた牡馬として、これからも砂の強者として、勝利を重ねていって欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第65回阪神JF(GI)の勝ち馬。

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レッドリヴェール 牝 黒鹿毛 2011.2.19生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)東京ホースレーシング 栗東・須貝尚介厩舎

レッドリヴェール(2011.2.19)の4代血統表

ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
ディソサード
鹿毛 1991.2.6
仔受胎時活性値:0.75
Dixieland Band
鹿毛 1980.3.20
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Mississippi Mud
鹿毛 1973.4.29
Delta Judge 1960.3.23
Sand Buggy 1963.4.19
I'm Out
鹿毛 1984.4.9
仔受胎時活性値:1.50
Lord Gaylord
黒鹿毛 1970.4.21
種付け時活性値:1.25
Sir Gaylord 1959.2.12
Miss Glamour Gal 1961.5.11
ダンシングフリー
鹿毛 1979.4.25
仔受胎時活性値:1.00
Dancing Count
鹿毛 1968.6.11
種付け時活性値:0.50
Flamingo Way
鹿毛 1960.4.18
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×3・5、Cosmah(♀)4×5、Almahmoud(♀)5×5、Turn-to5×5>

レッドリヴェール(2011.2.19)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
Dixieland Band
(Northern Dancer系)
Lord Gaylord
(Sir Gaylord系)
Dancing Count
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lord Gaylord
(Ambiorix)
3.75 半兄がOP勝ち馬
(No.2-d)
8番仔+
(不受胎後)

*

では、以下にレッドリヴェールのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ダンシングフリー 1979.4.25 不出走
|I'm Out 1984.4.9 米7勝
||ディソサード 1991.2.6 米2勝
|||サードニックス 1999.4.17 中央3勝 ベンジャミンS(OP)
|||レッドリヴェール 2011.2.19 (本馬) 阪神JF(GI) 札幌2歳S(GIII)
||Rills 1996.5.10 米4勝 セイフリーケプトS(GIII)3着

地味な牝系に見えますが、レッドリヴェールの5代母がCosmah 。社台さん、この辺り、ぬかりなし。

#中島理論的な余談となりますが、レッドリヴェールの半兄サードニックス、どこかのゲームの登場馬を思い出しそうな名前の彼は、その父Candy Stripes(1982.4.12)が満16歳時の0交配馬です。そして、レッドリヴェールはその父ステイゴールドが満16歳時の0交配馬ですね。

*

第65回阪神JF(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 レッドリヴェール牝2 54 戸崎圭太 1:33.9    34.1 418
[-8]
須貝尚介 5
2 10 ハープスター牝2 54 川田将雅 1:33.9 ハナ 33.6 476
[+2]
松田博資 1
3 6 フォーエバーモア牝2 54 蛯名正義 1:33.9 クビ 34.6 460
[+2]
鹿戸雄一 8
4 12 クリスマス牝2 54 M.デムーロ 1:34.1 1 1/2 33.6 422
[-18]
斎藤誠 7
5 13 マーブルカテドラル牝2 54 田辺裕信 1:34.3 1 1/4 34.6 440
[+2]
上原博之 4

ラスト1ハロンを切って、内のフォーエバーモア(2011.2.6)が先に抜け出して我慢しているところを、外からレッドリヴェールが強襲。そして最後、2頭の間、挟撃を縫うようにして割って伸びたハープスター(2011.4.24)。

ハイレベルと目された一戦、ゴール前は出走馬中3頭だけだった2戦2勝馬たちによる「ハナ」「クビ」の熱戦。決勝点、ハープスターの脚色が優勢かのように見えましたが、勝っていたのは、レッドリヴェール。 赤い夢見人、まずは2歳女王の夢を果たしました。

レッドリヴェールを管理される須貝尚介調教師は、昨年2012年のローブティサージュ(2010.1.28)に続いての連覇となりました。その手腕の確かさ、お見事。そしてまた、鞍上の戸崎圭太騎手はJRA移籍後の初GI制覇。おめでとうございました。

うら若き乙女たちの戦いは、来年2014年の桜舞台、そして府中の杜へと連なります。彼女らの未来に、幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第58回有馬記念(GI)の出走予定馬について。

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第58回有馬記念(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ダノンバラード
(2008.2.19)
[12-c]
4番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Unbridled HaloHerbager
2 ヴェルデグリーン
(2008.3.26)
[1-b フラストレート系]
2番仔
(2連産目)
ジャングルポケット スペシャルウィークサクラユタカオー ノーザンディクテイター
3 カレンミロティック
(2008.2.22)
[16-d]
4番仔
(3連産目)
ハーツクライ★A.P.Indy Caerleon Top Ville
4 ウインバリアシオン
(2008.4.10)
[19-c]
8番仔
(3連産目)
ハーツクライ Storm Bird Time for a Change Dancing Count
5 デスペラード
(2008.2.27)
[8-k]
3番仔
(3連産目)
ネオユニヴァーストニービン ブライアンズタイム Northern Dancer
6 オルフェーヴル
(2008.5.14)
[8-c]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールドメジロマックイーン◆ノーザンテースト Lt.Stevens
7 タマモベストプレイ
(2010.2.28)
[1-t]
11番仔
(2連産目)
フジキセキノーザンテースト ディクタス Princely Gift
8 ラブリーデイ
(2010.1.30)
[19 レディチャッター系]
4番仔
(流産後)
★キングカメハメハ ダンスインザダークトニービン リアルシャダイ
9 ルルーシュ
(2008.3.19)
[13-b]
4番仔+
(4連産目+)
ゼンノロブロイ Highest Honor ダンシングブレーヴ Kris
10 アドマイヤラクティ
(2008.2.20)
[8-f]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライエリシオ★Caveat ★Nijinsky
11 ラブイズブーシェ
(2009.3.24)
[1-l シスターサリー系]
5番仔
(2連産目)
マンハッタンカフェメジロマックイーンモガミ ボールドリック
12 テイエムイナズマ
(2010.3.31)
[16-g]
3番仔+
(3連産目+)
ブラックタイド Danzig ★Majestic Light Round Table
13 トゥザグローリー
(2007.2.16)
[9-f]
4番仔
(2連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス◆Nureyev ★Sharpen Up
14 ゴールドシップ
(2009.3.6)
[16-h 星旗系]
5番仔
(流産後)
ステイゴールドメジロマックイーンプルラリズム トライバルチーフ
15 ナカヤマナイト
(2008.3.24)
[6-A]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールドカコイーシーズ マルゼンスキー スティンティノ
16 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat

年末の風物詩、有馬記念。回数を重ねて58回目。

  1. オルフェーヴル
  2. ゴールドシップ
  3. トーセンジョーダン
  4. デスペラード
  5. ダノンバラード
  6. ヴェルデグリーン

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第65回朝日杯FS(GI)の勝ち馬。

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アジアエクスプレス 牡 栗毛 2011.2.9生 米国・オカラスタッド生産 馬主・馬場幸夫氏 美浦・手塚貴久厩舎

アジアエクスプレス(2011.2.9)の4代血統表
ヘニーヒューズ
栗毛 2003.4.5
種付け時活性値:1.75
ヘネシー
栗毛 1993.3.25
▲Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Island Kitty
栗毛 1976.2.23
Hawaii 1964
T.C.Kitten 1969.3.30
Meadow Flyer
鹿毛 1989.1.22
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
Shortley
黒鹿毛 1980.3.11
Hagley 1967.4.13
Short Winded 1965.4.20
Running Bobcats
鹿毛 2002.3.8
仔受胎時活性値:2.00
Running Stag
鹿毛 1994.6.12
種付け時活性値:1.75
Cozzene
芦毛 1980.5.8
Caro 1967.4.11
Ride the Trails 1971.5.28
Fruhlingstag
黒鹿毛 1975.5.29
Orsini 1954.4.10
Revada 1966
Backatem
鹿毛 1997.3.16
仔受胎時活性値:1.00
Notebook
鹿毛 1985.3.14
種付け時活性値:0.75
Well Decorated 1978.3.30
Mobcap 1977.4.19
Deputy's Mistress
鹿毛 1990.3.15
仔受胎時活性値:1.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:0.50
River Crossing
栗毛 1984.6.22
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

アジアエクスプレス(2011.2.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ヘニーヒューズ
(Storm Cat系)
Running Stag
(フォルティノ系)
Notebook
(Bold Ruler系)
Deputy Minister
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヘニーヒューズ 5.75
(No.4-m)
3番仔+
(3連産目+)

*

では、以下にアジアエクスプレスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Deputy's Mistress 1990.3.15 不出走
|Throwthebookatem 1996.3.25 米3勝 ワットアプレジャーS(GIII)2着
|Backatem 1997.3.16 米2勝
||Running Bobcats 2002.3.8 米9勝
|||アジアエクスプレス 2011.2.9 (本馬) 朝日杯FS(GI)
|Shadowbdancing 2005.4.29 米15勝 コーンハスカーH(GII)

*

第65回朝日杯FS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 アジアエクスプレス牡2 55 R.ムーア 1:34.7    35.3 528
[-8]
手塚貴久 4
2 11 ショウナンアチーヴ牡2 55 後藤浩輝 1:34.9 1 1/4 35.7 478
[+2]
国枝栄 6
3 14 ウインフルブルーム牡2 55 和田竜二 1:34.9 クビ 35.8 490
[-4]
宮本博 5
4 4 マイネルディアベル牡2 55 M.デムーロ 1:35.1 1 1/4 36.2 446
[+2]
大和田成 9
5 3 アトム牡2 55 川田将雅 1:35.1 ハナ 35.9 448
[+6]
池江泰寿 1

東京ダート1400mの新馬戦を5馬身差、東京ダート1600mのオキザリス賞を7馬身差と走れば、「全日本2歳優駿へ」と思って仕方なしも、残念ながら除外。

けれど、天は二物を与えることもあります。

初芝となった中山芝1600mの朝日杯FS、名手ライアン・ムーアの手綱捌きにも導かれて、アジアエクスプレス。芝レース初挑戦の馬が芝のJRAGIを勝ったのは、1984年のグレード制導入後、初めてのことでした。

米国はフロリダ生まれのアジアの超特急、その前途は洋々。芝にせよ、ダートにせよ、未来を期待したいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

第58回有馬記念(GI)の勝ち馬。

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オルフェーヴル 牡 栗毛 2008.5.14生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

オルフェーヴル(2008.5.14)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.25
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト
栗毛 1971
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
グランマスティーヴンス
栗毛 1977.2.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Lt.Stevens
鹿毛 1961
種付け時活性値:1.75
Dhow
芦毛 1968.3.21
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×3>

オルフェーヴル(2008.5.14)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Djebel系)
◆ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Lt.Stevens
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lt.Stevens
(エレクトロアート)
5.00 or 3.00 全兄ドリームジャーニー
(No.8-c)
5番仔
(5連産目)

*

以下にオルフェーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

グランマスティーヴンス 1977.2.9 米1勝
|エレクトロアート 1986.3.29 中央4勝
||シュペルノーヴァ 1995.3.11 中央4勝
||オリエンタルアート 1997.5.12 中央3勝
|||ドリームジャーニー 2004.2.24 中央9勝 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 朝日杯FS(現GI)含む重賞7勝
|||オルフェーヴル 2008.5.14 (本馬) 東京優駿(GI) 菊花賞(GI) 皐月賞(GI) 有馬記念(GI)2回 宝塚記念(GI) フォア賞(仏GII)2回 大阪杯(GII) 神戸新聞杯(GII) スプリングS(GII)ほか

兄弟で重ねたJRAGI勝利は合計9つで、ダイワメジャー(2001.4.8)&ダイワスカーレット(2004.5.13)兄妹と並ぶ最多勝記録となりました。素晴らしきはオルフェーヴル、敬うべきはドリームジャーニー、そして尊ぶべきは母オリエンタルアート。

*

第58回有馬記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 オルフェーヴル牡5 57 池添謙一 2:32.3    36.0 466
[不明]
池江泰寿 1
2 4 ウインバリアシオン牡5 57 岩田康誠 2:33.6 8 37.3 534
[-4]
松永昌博 4
3 14 ゴールドシップ牡4 57 R.ムーア 2:33.8 1 1/2 37.8 498
[-2]
須貝尚介 2
4 11 ラブイズブーシェ牡4 57 武豊 2:34.2 2 1/2 37.6 456
[+6]
村山明 12
5 7 タマモベストプレイ牡3 55 和田竜二 2:34.3 クビ 38.3 496
[-6]
南井克巳 16

強かった。圧巻のマクリ一発、同期のウインバリアシオン(2008.4.10)を8馬身置き去りにした末脚。

金色の三冠馬は、その褪せることのない記録と記憶で、後世に語り継がれていくのでしょう。

世代を重ねる役目が待っています。願わくは、自身の仔から、自身の果たせなかった凱旋門賞(仏GI)を制する馬を送り込んで欲しいもの。

時は馬と共に駆け、血は馬と共に巡り、夢も馬と共に続いて行きます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。


第31回フェブラリーS(GI)の勝ち馬。

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コパノリッキー 牡 栗毛 2010.3.24生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・小林祥晃氏 栗東・村山明厩舎

コパノリッキー(2010.3.24)の4代血統表
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Reluctant Guest
鹿毛 1986.2.21
Hostage 1979.2.13
Vaguely Royal 1974.3.7
コパノニキータ
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:2.00

ティンバーカントリー
栗毛 1992.4.14
種付け時活性値:0.00
★Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr.Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
Pretense 1963.4.19
Change Water 1969.4.7
ニホンピロローズ
栗毛 1996.5.22
仔受胎時活性値:1.00
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.00
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ウェディングブーケ
鹿毛 1990.5.13
仔受胎時活性値:1.25
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.50
アリーウイン
栗毛 1984.4.18
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

コパノリッキー(2010.3.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドアリュール
(Halo系)
★ティンバーカントリー
(Mr.Prospector系)
トニービン
(ゼダーン系)
リアルシャダイ
(Roberto系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(ニホンピロローズ)
5.50 サンライズペガサスと同牝系
(No.1-o)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にコパノリッキーのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ウェディングブーケ 1990.5.13 不出走
|ニホンピロローズ 1996.5.22 中央0勝+地方0勝
||コパノニキータ 2001.4.26 中央3勝
|||コパノリッキー 2010.3.24 (本馬) フェブラリーS(GI) 兵庫CS(JpnII) 伏竜S(OP)

曾祖母ウェディングブーケからの分枝ではコパノリッキーが初めてのブラックタイプということになります。ただ、高祖母アリーウインからの別分枝に大阪杯(GII)2勝、毎日王冠(GII)と重賞3勝を挙げたサンライズペガサス(1998.4.15)がいます。サンライズペガサスが満7歳時、2005年の大阪杯、毎日王冠の勝利は、本当に立派でしたね。よくぞ屈腱炎から立ち直ったもの。馬自身と周りの人間の頑張りを思いました。

*

第31回フェブラリーS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 コパノリッキー牡4 57 田辺裕信 1:36.0    35.3 530
[+4]
村山明 16
2 15 ホッコータルマエ牡5 57 幸英明 1:36.1 1/2 35.1 506
[0]
西浦勝一 2
3 11 ベルシャザール牡6 57 C.デムーロ 1:36.4 1 3/4 35.1 540
[+2]
松田国英 1
4 6 ノーザンリバー牡6 57 戸崎圭太 1:36.4 クビ 35.4 480
[0]
浅見秀一 11
5 12 ブライトライン牡5 57 福永祐一 1:36.5 クビ 35.5 528
[+4]
鮫島一歩 7

コパノリッキー、村山明厩舎のエースだったテスタマッタ(2006.3.19)が抜けた穴を、すぐさま埋める形で、先輩と同じフェブラリーSにてGI奪取。それは、関東期待の若武者である田辺裕信騎手にとっても、初めてのGI制覇でした。巡り合わせもあったのかも知れませんが、コパノリッキー、これで7枠発進の折は、4戦4勝となりました。栗毛に星ひとつの馬体、オレンジの帽子に「黄、赤一本輪、黄袖」の勝負服。砂上で華やかに舞った馬人、これは嬉しかったでしょう。

アッと驚く最低人気での勝利でしたけれど、先行2番手からの粘り腰で、ジーワン5勝馬と、昨年のJRA最優秀ダートホースを封じたのですから、褒め称えられなければなりません。フロックで勝てる程、GIレースは甘いモノではありません。強い者が勝つのではなく、勝った者が強い。勝負とは、そういうものです。

もちろん、GIレースを勝ったからには、「その後」が付いて回ります。コパノリッキー、まだ若い4歳馬、鞍上と共に、これから更なる活躍を見せて欲しいと願います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

ライスシャワー(1989.3.5)。

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春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第1回は「淀を愛し、淀に散った、最後のステイヤー」を。

ライスシャワー 牡 黒鹿毛 1989.3.5生~1995.6.4没 登別・ユートピア牧場生産 馬主・栗林英雄氏 美浦・飯塚好次厩舎

ライスシャワー(1989.3.5)の4代血統表
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.25

Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Desert Vixen
黒鹿毛 1970.4.19
In Reality
鹿毛 1964.3.1
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
Desert Trial
栗毛 1963.5.14
Moslem Chief 1957.3.24
Scotch Verdict 1960.5.12 
ライラックポイント
鹿毛 1979.3.26
仔受胎時活性値:0.25
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
クリカツラ
黒鹿毛 1962.4.21
仔受胎時活性値:2.00
ティエポロ
鹿毛 1955
種付け時活性値:1.50
Blue Peter 1936
Trevisana 1945
クリノホシ
鹿毛 1953.5.8
仔受胎時活性値:2.00
プリメロ
鹿毛 1931
種付け時活性値:1.25
オホヒカリ
栗毛 1943.4.15
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

ライスシャワー(1989.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リアルシャダイ
(Hail to Reason系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
ティエポロ
(Fairway系)
プリメロ
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ティエポロ
(Niccolo Dell'Arca)
4.50 半姉クリダリア
(No.1-c アイリッシュアイズ系)
4番仔
(4連産目)

*

新馬(新潟芝1000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡2 50 水野貴広 0:58.6    34.8 446
[0]
飯塚好次 2
2 9 ダイイチリユモン 牡2 53 増沢末夫 0:58.7 クビ 35.2 458
[0]
戸山為夫 1
3 5 アイネストキオ 牡2 53 安田富男 0:59.4 4 35.1 454
[0]
嶋田功 5
4 10 アイネスブレーブ 牡2 53 中舘英二 0:59.9 3 36.7 464
[0]
加藤修甫 6
5 4 ギャロップリーダー 牡2 53 菅野昭夫 1:00.0 1/2 35.1 502
[0]
富田六郎 3

後の名ステイヤーのデビュー戦は、まだ右回りだった新潟の芝1000mでした。ライスシャワーは、残した成績は確かに超長距離砲なのですが、「最後の直線、一瞬の切れ味を以て敵を屠る」というイメージもあるのです。その瞬発力の確かさは、デビューから垣間見えていたのでした。そして、見れば2着には戸山為夫厩舎の馬が。

*

芙蓉S(中山芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡2 53 水野貴広 1:36.1    36.7 444
[-2]
飯塚好次 2
2 6 アララットサン 牝2 53 岡部幸雄 1:36.1 アタマ 36.4 410
[0]
田中良平 1
3 4 ハーバーリファール 牡2 53 柴田善臣 1:36.4 1.3/4 36.5 402
[-8]
佐々木亜良 8
4 2 タマアワー 牡2 53 中舘英二 1:36.7 2 37.0 430
[0]
境征勝 3
5 5 サクラミサキオー 牡2 53 小島太 1:37.2 3 37.5 464
[-2]
境勝太郎 5

新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)を3番人気11着と敗れた後、反抗に打って出た舞台は中山芝1600mの芙蓉S。デビュー戦についで、1番人気馬を僅差でしのぎ切りました。今はマイネイサベル(2008.4.11)等の管理で知られる水野貴広調教師、騎手デビュー年である1991年、満2歳時のライスシャワーに騎乗して2戦2勝。満3歳以後は主戦が的場均騎手になったこともあり、実は水野師はライスシャワーに乗って負けていないのでした。

*

第53回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡3 57 的場均 3:05.0 日本
レコード
46.6 438
[0]
飯塚好次 2
2 7 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 3:05.2 1.1/4 47.3 512
[+4]
戸山為夫 1
3 10 マチカネタンホイザ 牡3 57 岡部幸雄 3:05.2 アタマ 46.9 484
[+4]
伊藤雄二 3
4 2 メイキングテシオ 牡3 57 大崎昭一 3:06.4 7 47.7 446
[-4]
橋口弘次郎 6
5 18 ダイイチジョイフル 牡3 57 千田輝彦 3:06.7 2 47.5 454
[0]
伊藤雄二 8

私が競馬者として忘れることが出来ない日付。それは1992年11月8日、第53回菊花賞の日です。第53回菊花賞、私が初めて意識をして競馬中継を見たレースでした。私の競馬者としての出発点となったレース。生涯忘れることはありません。

*

第41回日経賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 ライスシャワー 牡4 58 的場均 2:35.8    34.9 442
[-6]
飯塚好次 1
2 3 イタリアンカラー 牡6 57 横山典弘 2:36.2 2.1/2 34.7 460
[0]
稗田研二 4
3 1 シャコーグレイド 牡5 57 蛯名正義 2:36.2 クビ 34.8 474
[0]
矢野照正 8
4 4 サクラセカイオー 牡4 56 小島太 2:36.3 3/4 35.1 468
[+6]
境征勝 3
5 9 アイルトンシンボリ 牡4 56 岡部幸雄 2:36.4 1/2 35.3 488
[+2]
畠山重則 2

今となっては懐かしい、2月の目黒記念(GII)でマチカネタンホイザ(1989.5.7)の2着とひと叩きして臨んだ日経賞。単勝1.8倍の断然人気に応えて、先行2番手から早め押し切りの横綱競馬での快勝でした。

着々と、頂上決戦への準備を整えていた、ライスシャワー。極限は、その次走で。

*

第107回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ライスシャワー 牡4 58 的場均 3:17.1 コース
レコード
36.3 430
[-12]
飯塚好次 2
2 14 メジロマックイーン 牡6 58 武豊 3:17.5 2.1/2 36.8 500
[-4]
池江泰郎 1
3 9 メジロパーマー 牡6 58 山田泰誠 3:17.6 3/4 37.0 472
[-2]
大久保正陽  4
4 5 マチカネタンホイザ 牡4 58 岡部幸雄 3:18.6 6 37.4 478
[-10]
伊藤雄二 3
5 10 レットイットビー 牡5 58 佐藤哲三 3:19.4 5 37.7 466
[0]
吉岡八郎 10

薄皮を1枚ずつ剥ぐようにして、さながら戦いに挑むボクサーのように。自身の刃を研いだ、ライスシャワーの馬体重は自身最低タイの430kg。標的は唯1頭。3年連続盾制覇の大偉業を狙っていた、メジロマックイーン(1987.4.3)。最後の直線、あっという間の瞬発力を見せ付けた、ライスシャワー。まさに、刺客。

*

第111回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ライスシャワー 牡6 58 的場均 3:19.9    36.0 442
[-4]
飯塚好次 4
2 15 ステージチャンプ 牡5 58 蛯名正義 3:19.9 ハナ 35.3 452
[-2]
矢野進 6
3 17 ハギノリアルキング 牡5 58 武豊 3:20.0 3/4 35.8 470
[-2]
小林稔 3
4 13 インターライナー 牡4 58 横山典弘 3:20.2 1.1/4 36.3 496
[0]
柄崎孝 2
5 1 エアダブリン 牡4 58 岡部幸雄 3:20.4 1.1/4 36.0 466
[-6]
伊藤雄二 1

思えば、同じ2枠3番。2年前は徹底マークの末に有無を言わせぬ切れ味で強敵を屠ったライスシャワー。2年後は、自身が長距離の王者たるべく姿を見せるかのように、その矜持のままに、向こう正面で先頭に立って、受けて立つ競馬。見直す度に美しい、その走る姿、その身体の使い方。長距離を走る為に生まれて来た、ライスシャワー。ステージチャンプ(1990.5.17)の猛追を、ゴール板、ハナだけ退けて、再びの盾奪取。終わってみれば、リアルシャダイ産駒のワンツースリーフィニッシュ。勝ったのは、ライスシャワー。

*

淀芝3000m以上のレースでは3戦3勝。淀を愛し、淀に散った、最後のステイヤー。

私は、淀に出向いた時は、やはり、石碑のところまで足を運んで、手を合わせてしまうのです。

生涯忘れ得ぬ馬、ライスシャワー。

黒鹿毛のその疾走、 心の中で、永遠に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。

織姫の孫の織姫、祖母の誕生日を祝う。

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ハープスター 牝 鹿毛 2011.4.24生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・松田博資厩舎

ハープスター(2011.4.24)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ヒストリックスター
鹿毛 2005.4.16
仔受胎時活性値:1.25
ファルブラヴ
鹿毛 1998.2.28
種付け時活性値:1.50
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Gift of the Night
黒鹿毛 1990.2.7
Slewpy 1980.3.28
Little Nana 1975.3.18
ベガ
鹿毛 1990.3.8
仔受胎時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
仔受胎時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛1961.5.27
種付け時活性値:0.25
Moonscape
鹿毛 1967.3.12
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・4>

ハープスター(2011.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
ファルブラヴ
(Northern Dancer系)
トニービン
(カンパラ系)
◆Northern Dancer
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファルブラヴ
(Djeddah)
4.00 祖母が2冠牝馬
(No.9-f)
3番仔
(3連産目)

織姫の孫の織姫、ハープスター。お祖母ちゃんが存命であれば、24歳の誕生日を祝いました。お祖母ちゃんが制したのは、重賞になる前のチューリップ賞でしたが、孫も続きました。

果たして、仁川と府中のGI舞台で、「西の一等星、再び」となりますでしょうか。楽しみな血統馬の活躍を期待したいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

タイキブリザード(1991.3.12)。

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春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第2回は「世界的良血馬」を。

タイキブリザード 牡 黒鹿毛 1991.3.12生 米国・H&Y・ブラッドストック生産 馬主・(有)大樹ファーム 美浦・藤沢和雄厩舎

タイキブリザード(1991.3.12)の4代血統表

Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:0.00
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian
鹿毛 1963.4.14
★Bold Ruler 1954.4.6
Alanesian 1954.4.28
Reason to Earn
鹿毛 1963
Hail to Reason 1958.4.18
Sailing Home 1948
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker
鹿毛 1963.3.20
★Round Table 1954.4.6
Glamour 1953.4.2
Fair Charmer
栗毛 1959.2.3
Jet Action 1951
Myrtle Charm 1946
ツリーオブノレッジ
鹿毛 1977.3.2
仔受胎時活性値:1.25
Sassafras
鹿毛 1967.2.19
種付け時活性値:0.25
Sheshoon
栗毛 1956
Precipitation 1933
Noorani 1950
Ruta
鹿毛 1960
ラティフィケイション 1953
Dame d'Atour 1955
Sensibility
鹿毛 1971
仔受胎時活性値:1.25
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
種付け時活性値:1.00
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Pange
栗毛 1955
仔受胎時活性値:1.75
キングスベンチ
鹿毛 1949
種付け時活性値:1.25
York Gala
鹿毛 1939
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×3、Nasrullah5×5(父方)、Striking(♀)=Busher(♀)5×5(父方)、Court Martial5×5(母方)>

タイキブリザード(1991.3.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Seattle Slew
(Bold Ruler系)
Sassafras
(Hurry On系)
◆Hail to Reason
(Turn-to系)
キングスベンチ
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キングスベンチ
(Court Martial)
6.00 半兄Theatrical
(No.3-h)
8番仔
(2連産目)

*

第40回大阪杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 タイキブリザード 牡5 57 岡部幸雄 2:00.7    34.7 530
[0]
藤沢和雄 1
2 11 インターユニーク 牡5 57 田面木博公 2:00.8 クビ 34.2 428
[-14]
高松邦男 8
3 7 アラタマワンダー 牡7 57 四位洋文 2:00.8 ハナ 34.7 496
[+4]
新川恵 10
4 3 ダンスパートナー 牝4 56 武豊 2:00.8 クビ 34.4 420
[-6]
白井寿昭 2
5 8 サマーサスピション 牡4 56 田中勝春 2:01.0 1 34.7 490
[+2]
鈴木康弘 5

主な勝ち鞍「谷川岳S(OP)」を打ち破れたのは、満5歳春の大阪杯でした。半兄Theatrical(1982.3.13)の世界的良血馬、タイキブリザード。

*

第42回京王杯SC(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 タイキブリザード 牡6 58 岡部幸雄 1:20.5 コース
レコード
34.9 546
[不明]
藤沢和雄 1
2 12 オースミマックス 牡6 57 菊沢隆徳 1:20.7 1 34.8 486
[0]
白井寿昭 12
3 15 ヤマニンパラダイス 牝5 55 的場均 1:20.8 1/2 34.2 480
[+2]
浅見秀一 7
4 10 タイキフォーチュン 牡4 58 柴田善臣 1:20.9 3/4 33.5 494
[-2]
高橋祥泰 4
5 11 クラウンシチー 牡7 57 横山典弘 1:21.1 1.1/4 34.2 500
[-4]
奥平真治 11

失意のBCクラシック(米GI)から6ヶ月半後、帰って来たタイキブリザードは、その巨漢に輪を掛けた姿で、京王杯SCをコースレコードにて制しました。

*

第47回安田記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 タイキブリザード 牡6 58 岡部幸雄 1:33.8    34.5 546
[0]
藤沢和雄 1
2 16 ジェニュイン 牡5 58 田中勝春 1:33.9 クビ 34.9 494
[-12]
松山康久 5
3 7 スピードワールド 牡3 54 田原成貴 1:34.1 1.1/2 34.3 484
[-4]
小西一男 3
4 9 アマジックマン 牡5 58 武豊 1:34.2 3/4 34.6 486
[不明]
R.マッカナリー 4
5 17 ナムラホームズ 牡4 58 上村洋行 1:34.4 1.1/4 34.7 436
[-4]
野村彰彦 15

「今度こそ、今度こそ、今度こそ勝ったぁ!!」。CX系の実況、青嶋達也アナの絶叫の通り、前々年の3着、前年の2着と来て、まさに「三度目の正直」でもぎ取った1着。万能選手の権化、タイキブリザード、満6歳春にして、ついにGIの大輪を蹄中に収めたのでした。

*

大柄の黒い馬体、深く沈み込むクビ使いの疾走、そして鞍上の「緑、白星散、袖白縦縞」の勝負服から、ひと目見ただけで「タイキブリザード」と分かったものです。

競馬を知って以後、「世界的良血馬」という響きを何度も耳にしましたが、最初期に出会ったタイキブリザードに勝る馬は、未だに現れておらず。まま、何せ米GI6勝のTheatricalの半弟、そして父が米国首位種牡馬にもなった名馬Seattle Slewですから、ね^^;

そんな「良家のお坊っちゃん」然としたタイキブリザードでしたが、ど根性を見せて、満6歳の春に京王杯SC、安田記念と連勝してくれたのは、本当に嬉しいことでした。1997年の春は、中島理論的良馬、つまりは父から0交配を受けた馬が次から次へとGIを勝って、改めて威力の凄さを思ったもの。その締めがタイキブリザードによる、安田記念の勝利。シビレました。

今は、鹿児島県のNPO法人ホーストラストで余生を過ごしている、タイキブリザード。満23歳、既に老境の域ですが、30歳まで存命だった半兄に負けず、長生きして欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

エリモシック(1993.3.19)。

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春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第3回は「『京都の外回りは的場均』を改めて知らしめた馬」を。

エリモシック 牝 青鹿毛 1993.3.19生 えりも・えりも農場生産 馬主・山本慎一氏 栗東・沖芳夫厩舎

エリモシック(1993.3.19)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:0.25
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
▲Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
エリモシューテング
黒鹿毛 1984.3.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
デプグリーフ
鹿毛 1974.4.11
仔受胎時活性値:0.25
★Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.00
ヴィエナ 1957
Noble Lassie 1956
デプス
鹿毛 1970.4.15
仔受胎時活性値:0.75
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.50
Batteur
栗毛 1960.3.2
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5・5、Tom Fool5×5>

エリモシック(1993.3.19)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
テスコボーイ
(Princely Gift系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
Buckpasser
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Buckpasser
(Tom Fool)
3.25 or 1.25 全妹エリモピクシー
(No.9)
4番仔
(3連産目)

*

第22回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 エリモシック 牝4 56 的場均 2:12.5    34.8 456
[0]
沖芳夫 3
2 3 ダンスパートナー 牝5 56 河内洋 2:12.5 クビ 35.1 448
[-2]
白井寿昭 1
3 15 エイシンサンサン 牝5 56 土肥幸広 2:12.6 1/2 36.0 468
[+10]
坂口正則 8
4 4 フローレスリーフ 牝5 56 塩村克己 2:12.7 1/2 35.8 484
[+6]
中村好夫 15
5 6 エイシンカチータ 牝3 54 山田和広 2:12.8 1/2 35.7 434
[+6]
坪正直 9

京都の外回り戦で1番人気馬をマークした時の的場均騎手(現調教師)の恐ろしさ。前々週のライスシャワー(1989.3.5)の折も見ましたが、ホントに「刺客」というところ。

もちろん、レースを勝ち切るには、鞍下の能力が相俟ってのこと。エリモシック、それまで秋華賞(GI)2着、札幌記念(GII)2着、4歳牝馬特別(現フローラS、GII)3着と好戦はあるものの、どうしても勝てなかった重賞を、この大一番で制したのでした。前週のタイキブリザード(1991.3.12)は重賞2勝の後のGI初制覇でしたが、エリモシックは初のオープン勝利がGIレースとなったのでした。

わずかに差されてしまった防衛女王ダンスパートナー(1992.5.25)、その鞍上は河内洋騎手(現調教師)。河内騎手は、エリモシック満4歳春までは主戦騎手を務められていましたので、相手にした時の怖さもよく分かっていらしたのではないでしょうか。ましてや、鞍上が的場騎手では。

*

輸入繁殖牝馬テプスを牝祖とする9号族の系統は、淀上手の印象もあります。古くはホリスキー(1979.4.13)が世界レコードで制した1982年の菊花賞(現GI)の2着馬パッシングサイアー(1979.4.11)、本稿のエリモシックがいて、早逝が惜しまれたエリモダンディー(1994.5.11)は日経新春杯(GII)、京阪杯(GIII)の重賞2勝のほか若駒S(OP)、福寿草特別と全5勝中4勝が淀でした。そして、時が下って21世紀の現在、エリモシックの全妹エリモピクシー(1998.4.6)から、リディル(2007.5.8)、クラレント(2009.3.2)と、デイリー杯2歳S(GII)を制した兄弟重賞勝ち馬が出ています。リディルはその後スワンS(GII)を勝ちましたし、クラレントはさらに重賞3勝を積んでバリバリの現役オープン馬です。

エリモシックの仔には、今のところ重賞勝ち馬は現れていませんが、世代を重ねた時、淀上手な子孫が出て来てくれることを祈りたいものです。子孫が淀で快走を見せた時、1997年のエリザベス女王杯におけるエリモシックの差し脚が、オーバーラップする。競馬が点から線になる時。その時、競馬者は、ただただ優しくなれるものです。

エリモシックは、ワークフォース(2007.3.14)の牝駒を昨年2013年4月9日に産んだ後、繁殖牝馬を引退し、現在は三石の本桐牧場さんにて、フォスターホースとして余生を過ごしているとのこと。青鹿毛の流星、どうぞ、いつまでも息災に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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